【開催レポート】賃上げより大事なこと?高コスト経済下で従業員の手取りを増やす「財務戦略」

KURE TOPOSファシリテーターの大上です。

2026年8月12日(水)に「KURE TOPOS」にて、第3回「呉ミライ共創会議」が開催されました!

呉のミライを地元の会社と一緒に作るための学びと出会いの場。第3回目となる今回は、株式会社インプレーム 支社長の芝田陽祐氏を講師にお迎えし、「組織づくり・賃上げ対応/人材確保・コスト削減」をテーマに、高コスト経済下における具体的な財務戦略について学びを深めました。

■ 高コスト経済の恒久化と「値上げ前提」の経営

30年に及ぶデフレを経験した日本では、インフレ環境下での経営経験がない経営者も少なくありません。

しかし現在、人手不足・円安・エネルギー価格高騰・価格転嫁といった構造変化により、高コスト経済の恒久化が進んでいます。こうした時代においては、これまでの発想を転換し、「値上げを前提とした経営」や、労働依存型から「労働+資本形成支援型」への経営アップデートが不可欠であると説かれました。

■ 従業員の手取りを増やす「6つの打ち手」

企業の大きな悩みである「利益は出ているのに手元に残らない」「物価高騰による資金繰り悪化」「従業員の将来や退職後の不安」に対し、会社の状況に合わせた最適な財務アプローチが紹介されました。

単に給与を上げる(賃上げ)だけではなく、「従業員の手取り(実質所得)をどう増やすか」という視点に立ち、主に以下の6つの打ち手を使い分ける重要性が提示されました。

  1. 役員報酬・給与設計
  2. 非課税・実費精算
  3. 福利厚生・生活コスト支援
  4. 退職金・将来資産形成
  5. 保険・リスク管理
  6. 法人経費・資金繰りの適正化

特に、自己申告性の税金軽減制度(所得控除)の活用や、企業による福利厚生を通じた資産形成支援など、制度を正しく理解し活用することで、会社と従業員双方にメリットをもたらす財務戦略の設計について、具体的な伴走事例を交えて解説していただきました。

■ 開催を終えて

質疑応答・意見交換の時間では、参加した経営者の皆様から自社の財務状況や制度導入に関する具体的な質問が寄せられ、インプレームの取り組む無料財務診断についてもご紹介いただきました。

社会経済環境が目まぐるしく変化する今だからこそ、最新の財務手法を取り入れ、企業としての体力を高めながら従業員の安心と暮らしを守っていく姿勢が求められています。

KURE TOPOSでは、これからも「呉ミライ共創会議」を通じて、地域の企業が変化に適応し、持続可能な発展を遂げるための学びと出会いの場を提供してまいります。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!

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