【開催レポート】優秀な人材が辞めない組織の作り方。強い組織を作るための人事評価と納得感
KURE TOPOSファシリテーターの大上です。
2026年6月10日(水)に「KURE TOPOS」にて、第2回「呉ミライ共創会議」が開催されました!
呉のミライを地元の会社と一緒に作るための学びと出会いの場。第2回となる今回は、株式会社給与アップ研究所 代表取締役の高橋恭介氏を講師に迎え、「組織づくり・賃上げ・AI等の最新テクノロジーの活用」をテーマに、優秀な人材が定着する組織の仕組みについて徹底解説していただきました。

■ 人事評価に最も重要なのは「納得感」
講演のなかで高橋氏が強調されたのは、組織づくりにおいて人事評価が「納得感」を生むための極めて重要な仕組みであるということです。
適正な評価を行い、社員に納得してもらうための具体的なノウハウとして、以下のような実践的なポイントが挙げられました。
- マイナス評価も恐れずに組み込む:適正な評価には、プラスだけでなくマイナス評価の存在も必要不可欠です。また、5段階評価でありがちな「可もなく不可もない『普通』」へ逃げないよう、4段階や6段階評価を取り入れる重要性が説かれました。
- KGIからの逆算とKPI目標の設定:評価を形骸化させないためには、会社全体の目標(KGI)から逆算して細かくKPI(中間目標)を設定し、さらにそれぞれの業務への優先度を明確に落とし込むことがポイントとなります。
講演後半では、実際に参加企業の中から1社を具体的な例に挙げ、そのビジネスモデルに合わせたリアルな「評価シート」の作成例を紹介。実践に直結する解説に、参加者の皆様も熱心に耳を傾けていました。
■ 評価軸を分ける「健全なダブルスタンダード」も必要。活発な質疑応答
続く質疑応答・意見交換の時間では、参加した経営者の皆様から「社員の納得感をどう育むか」についてさらに深い質問が飛び交いました。
ディスカッションのなかでは、「納得感を与えるアプローチは、給与(お金)だけでなく、休みや多様な働き方など様々な選択肢がある」ということ、そして「納得感を担保するためには、職種や役割に応じてあえて評価軸を分ける『健全なダブルスタンダード』の運用もあり得る」といった、一歩踏み込んだ議論が交わされました。

■ 開催を終えて
人事評価は、ただ人を査定するものではなく、「強い組織を作るための仕組み」そのものです。 この強固な仕組み(インフラ)が社内に整うことで、物価高などの外部環境に迫られて行う「マイナスの賃上げ」ではなく、業績向上と個人の成長に基づいた「プラス要因による賃上げ」が期待できるようになります。
人口減少が進む呉の地域だからこそ、人材を「定着させ、育てる」仕組みづくりが企業の未来を左右します。KURE TOPOSでは、これからも地域の経営課題に寄り添い、共に考える場を企画してまいります。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!
次回の「呉ミライ共創会議」は2026年8月12日(水)の予定です。お楽しみに!

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