【開催レポート】AIエージェントが変える「近未来の経営」。生成から行動するAIへ

KURE TOPOSファシリテーターの大上です。

2026年4月23日(木)に「KURE TOPOS」にて、第1回「呉ミライ共創会議」が開催されました!

呉市の企業の皆様が、都市部の最新知見や技術を学び、自社の「未来」を具体的に描くための学びと出会いの場としてスタートしたこの会議。 第1回目となる今回は、株式会社Augue(オーグ)代表取締役の大橋弘崇氏を講師に迎え、自ら考えて業務を遂行する「AIエージェント」をテーマに学びを深めました。

■ 「自律して働くデジタル部下」としてのAI

これまでのAIはチャット形式で質問に答えるツール(生成AI)が主流でしたが、今注目されているのは、目標達成のために自ら計画し実行する「行動するAI=AIエージェント」です。

講演では、AIエージェントを構成する3つの要素として「頭脳(大規模言語モデル)」「手足(ツール連携)」「記憶(知識と履歴)」が紹介されました。 従来のチャットボットとの大きな違いは、単に情報を返すだけでなく、メールの返信や請求書の作成、スケジュール調整といった実業務を、外部ツールと連携して自律的に完遂できる点にあります。

「1人採用する前に、AI社員を1人作る」という大橋氏の言葉には、深刻な人手不足に直面する参加者の皆様からも大きな関心が寄せられました。

■ 現場のリアルを変える4つのデモンストレーション

講演の目玉として、実際にAIエージェントが業務を代行する4つのデモンストレーションが行われました。

  1. 提案資料の作成代行:膨大な工数がかかる営業資料の構成検討から作成までを迅速にサポート。
  2. 社内の「何でも知ってる先輩社員」:仕様書や就業規則、職人の暗黙知をAIが継承し、いつでも日本語で即回答。
  3. 優秀な秘書アシスタント:毎日のメール対応、日程調整、請求書受領から仕訳のドラフト作成までを24時間体制で完遂。
  4. 自律的に動く部下社員:会話や議事録からタスクを自ら抽出し、ToDoリストへの転記や進捗確認、実行までを自律的に担当。

その場で実際に資料が作成される様子やメッセージアプリに提案が届きその対応をするだけでメールの送受信を行うプロセス、バックオフィス等の業務がどのように自立的に遂行されているかなど、大橋さんが普段どのように活用しているかを実践しながらご紹介いただくことで、具体的な利用イメージを掴むことができました。

■ 自身の事業への活用を模索する「質疑応答」

質疑応答の時間では、参加した様々な事業者の皆様から、自身の事業における具体的な活用方法について多くの相談が寄せられました。

「デジタル化が進んでいない現場仕事でどのように活用できるのか」「紙やFAXが残る現場でどう始めるべきか」「画像や動画編集にどのように活用できるか」といった問いに対し、大橋氏からは実現する方法や発生する課題や解決案など、具体的なアドバイスが送られ、今日から実践できるAIの導入方法・コストもご紹介いただきました。

■ 開催を終えて

今回の会議を通じて、AIエージェントはもはや実験段階ではなく、中小企業こそが導入すべき「身近な解決策」であることが浮き彫りになりました。 大橋氏からは「人口は減り、技能者は高齢化し、若い担い手は都市へ。この構造的な問いに、AIエージェントは解決策となりえます」という言葉もあり、呉市においてAIの活用がいかに重要かを再認識しました。

KURE TOPOSでは、今後も「呉ミライ共創会議」を通じ、都市部の最新技術と地元の現場をつなぎ、新しい働き方を共創する機会を創出してまいります。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!

次回の「呉ミライ共創会議」は2026年6月10日(水)の予定です。お楽しみに!

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